「あわわ……あわわ……」
「地震だからって、なに慌ててんのよ?この辺は震度3くらいでしょ?」
「別にこの辺はなんてことないんだけど、実家が、実家が〜!!」
「そういえばあんたの実家って新潟だったわね。」
「しかも今回の震源の小千谷って実家の近くなんだよ〜。」
「え〜そうなの?じゃあ、電話した方がいいんじゃない?」
「そ、そうだな。」
プルルルル……プルルルル……ガチャ
「あ、オレオレ。いや、オレオレ詐欺じゃなくて。そう、あんたの息子。とにかく大丈夫なの?うん、うん。そっか、それは良かった。そんじゃ、気をつけて。」
「で、どうだったの?」
「食器がいくつか割れた程度だって。こないだ僕がプレゼントした徳利が壊れたのがショックだとか言ってたくらいだから、たいした被害はなかったみたい。」
「それは不幸中の幸いだったわね。」
「はぁ〜しっかし、今年は自然災害がやたらと多いな。」
「そうよね。台風もやたらと来てるし。」
「そろそろ日本が、いや世界が滅びるかもしれないな〜。」
「バカなこと言ってないで、いつ災害が起こってもいいように、防災グッズみたいなの用意しときなさいよ。みなさんも気をつけてくださいね。それじゃ、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」