2006年6月13日

[ 日本対オーストラリア（Ｗ杯１次リーグ�　� ]

日本 v.s オーストラリア
１ − ３


名前 点数 コメント
川口能活 ５．０ わずか一度の判断ミスで失点を許してしまったが、トータルで見ればかなり良くやったと言える
坪井慶介 ４．５ 後半後退するまでの守備に特に問題はなかった
宮本恒靖 ４．５ 積極的にボールカットに行き、悪くなかった
中澤佑二 ５．０ かたいディフェンスはさすが
駒野友一 ５．０ ディフェンス、オフェンスともに、サイドでしっかり活躍していた
福西崇史 ５．０ しっかりとディフェンシブなボランチとして仕事ができていた
中田英寿 ５．０ 中央を自在に動き回っていたのはいつもどおりだが、それほどチャンスは作り出せなかった
三都主 ４．５ 可もなく不可もなくといったところ
中村俊輔 ５．０ フリーキックを決めるも、ディフェンスにおわれるシーンが多く、目だったプレーはあまりなかった
高原直泰 ４．５ ディフェンスをかわして惜しいシュートをはなった場面もあったが、煮え切らない感じだった
柳沢敦 ４．５ 動きは悪くなかったが、中途半端なプレーも目立った
茂庭照幸 ４．５ 突然の出場だったが、そつなくこなしていた
小野伸二 ５．０ 後半出場時間が短いながらもチャンスは作り出せていた
大黒将志 --- プレー時間が短いため採点不能


大事なワールドカップ第１戦でしたが、無念の逆転負け。
日本中ががっかりしたのではないでしょうか。
ただ、はっきり言って、日本の１点はほとんどキーパーチャージでした。
そして、終始オーストラリアにおされてました。
あの内容で勝てたとしたら、そっちの方が奇跡だと思います。

ただ、選手としては、特に悪い選手はいませんでした。
加地の代わりに入った駒野は十分過ぎるほどの働きをしていましたし、突然の交代だった茂庭も悪くなかったです。
ただ、チームとしてはうまく機能していませんでした。
特にプレスがかかったのは、スタミナ前回の序盤のみで、それ以後は中盤でほとんどボールが奪えませんでした。
その結果、だらだらとディフェンスが走らされ、消耗は日本の方が早かったように思います。

しかし、今回の敗因、僕は選手より監督の采配に問題があったように思います。
海外の新聞などでは監督の評価点は高かったようですが、果たしてそうでしょうか。
初戦ということでのプレッシャーと３０度を越える暑さ、当然後半に選手の足は止まります。
坪井の足が動かなくなるというアクシデントもありましたが、これでプランが狂ったなんて甘いことは言ってほしくないです。
突然の選手の怪我なんてよくあることで、即座にプランの修正ができないようでは監督失格でしょう。
一番意味がわからないのが、後半３０分過ぎてからの柳沢と小野の交代。
どうしたかったのか、さっぱりわかりません。
小野はどちらかといえば、周りをうまく使うパサーです。
それを全員がばてているあの状態で入れたところで、どんな効果を狙ったというのでしょう。
点を取りにいくのだとしても、フォワードを１人はずしていたのでは、全く意味がわかりません。
小野を入れるのだとしたら、坪井が怪我をしたあの時点だと思います。
あそこで４バックに変え、もう１点取りに行ってこいと言われた方が、選手にとってもわかりやすい指示ですし、今まで何度となくやってきたパターンだと思います。
あるいは３バックのままいき、後半３０分過ぎで柳沢の動きが鈍くて交代するというのなら、もっと別の選択があったはずです。
あわよくばもう１点と考えるなら、前でボールが持て、２列目もでき、１人でも勝負にいける玉田、あるいは攻撃、守備、両方のセットプレーで高さを補充する意味で巻でしょう。
１点を絶対に守りきるというのなら、１対１に強い稲本か守備に定評のある中田浩二だと思います。
これだけのタレントを今回は特に、ジーコ監督はうまく生かしきれていないように思いました。

負けられなくなったクロアチア戦、簡単ではありませんが、がんばって勝ってほしいと思います。

Posted by bakusui at 2006年6月13日 22:51 | TrackBack