2006年5月15日

[ Ｗ杯日本代表発表 ]

ついに日本代表の２３名が発表されましたね。
サプライズはないという大方の予想でしたが、久保が落選し、巻が入選するという軽いサプライズがありました。
僕としてはうれしいような悲しいようなニュースでした。
巻は是非とも入れて欲しいと思っていましたが、久保もはずして欲しくなかったんですよね。
まあここ最近の試合ぶり、そして、未だ爆弾をかかえている状態となれば、はずされてもしかたがないとは思います。
ただ、僕としては、はずすなら柳沢だろと思うんですよね。
というのも、僕の日本人ＦＷの評価はこんな感じなんですよ。

１ 久保竜彦 フィジカルの強さもさることながら、視野も広く、ファンタジーあふれるプレーができる。ゴール前ではっていることのできる、日本では数少ないＦＷ。左足での決定力はピカイチ。
２ 巻誠一郎 フィジカルがひじょうに強く、高さがあり、ヘディングが得意。さらに献身的な動きで、周りの選手の能力を引き出すことができる。最後まであきらめず、ガッツあふれるプレーをするので、チームに活力を与え、見るものをひきつける。
３ 大黒将志 天性のストライカーで、得点感覚にすぐれている。それほど足の速い選手ではないが、動き出しの早さ、相手の死角をつく動きなどで、それを補って余りあるほどのプレーができる。
４ 玉田圭司 スピードを生かしたドリブルが得意。ＦＷとしての動きもできるが、プレーゾーンはほとんど１．５列目で、ダイレクトパスなどもうまく、相手ＤＦの前で勝負するタイプ。
５ 佐藤寿人 とにかく抜群のスピードをほこり、相手ＤＦの裏をつく動きが得意。ボールコントロールもうまく、手数をかけずにゴールを奪える。
６ 高原直泰 ヘディングを得意とするが、オールラウンダーといっても過言ではなく、遠めからシュートもうてるし、サイドに流れてクロスをあげることもできる。ただ、海外の高いＤＦ陣の前では、あまりヘディングをさせてもらえず、ボールをもらいにサイドに流れて、あまり精度の高くないクロスをあげるか、つぶされているイメージが強い。
７ 柳沢敦 動き出しの早さと足の速さで、相手の裏をとる動きが得意。ただ、ボールコントロールに難があり、シュートもうまいとは言えず、決定力は低い。

というわけで、僕の柳沢の評価はひじょうに低いんですよ。
ポストプレーがうまいと言われていたころの柳沢はけっこう好きだったんですけどねえ。
ヨーロッパへ行って、中途半端になってしまったような気がしてなりません。
そのうえ、怪我がなおりたてで、試合勘も満足にないような状態なのに、何故ジーコが選んだのか、僕には納得できません。

久保のコンディションが１００％なら、久保と巻、この２人のツートップがもう１度見たかった。
コンディションがベストなら、今の日本で最強のツートップだと僕は思うんですけどね。
まあ久保がはずされてしまったので、選ばれた５人のＦＷから選ぶのであれば、巻と大黒ですかね。
巻は献身的に動くし、ポストプレーもうまいので、組んだＦＷは必ず生きてくると僕は思います。
そして、大黒の決定力が５人の中では最も高いと思います。
残念ながら、僕には高原では点がとれるイメージがわきません。
玉田も動きは悪くないですが、プレーゾーンが中村なんかとかぶりますし、勝負する位置が低いので、なかなか得点に結びつくプレーは期待しづらいです。
でも、ジーコは真逆の高原、柳沢、玉田あたりをメインに使うんだろうな……

それから、もうひとつ残念だったのが、松井の落選。
クラブチームでひじょうにいい活躍をしていますし、途中から入ったとしても、煮詰まった状況を打開できる力を持った選手なんですけどね。
まあ中盤はかなりの激戦だったということでしょうか。

そんなこんなで、僕が代表監督だったら、どんなメンバーでのぞむか、考えてみました。

久保 巻
松井 中村 中田英
福西 小野
中澤 宮本 坪井
川口

代表メンバーを選ぶところから任せてもらえるなら、こうですね。
システムはやはり３−５−２。
１番不安な相手からのサイドアタックに対しては、福西にかなりディフェンシブな役目を負わせ、３バックの１角がサイドのケアに行ったら、必ずディフェンスラインのフォローに入らせます。
そして、攻撃時には、中澤、坪井も前が空いていたら、積極的に攻撃参加するのが理想的です。
前の方では、松井、中村、中田英の３人が流動的に動き、時には小野も交えて、攻撃を組み立てる。
で、巻のポストプレーで落としたボールを久保、あるいは２列目の選手がシュートなどなど。
攻撃パターンはかなり豊富にありそうです。
何より、久保、巻ともに高さがあるので、ボールが入れやすいのも魅力です。
攻めあぐねて交代させるとしたら、選手の疲労度を見て、大黒、小笠原、稲本、玉田、加地あたりでしょうか。

まあジーコが選んだ２３人で構成するなら、久保のところに大黒、松井のところに小笠原を入れて、それでも３−５−２でしょうね。
はっきり言って、三都主を使うのは、特にサイドバックで使うのは良くありません。
サイドのケアさえうまくいくようになれば、今の日本には３−５−２の方が間違いなくあっていると思います。

あーだこーだ、勝手なことを言っていますが、ようはワールドカップ楽しみだな〜ってことです。

Posted by bakusui at 2006年5月15日 22:14