対話式日記
〜3月前半版〜
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黄色=バクスイ
ピンク=妖精メリル
「みなさんお久しぶりです、バクスイです。覚えてますか〜(笑)」
「(笑)、じゃないわよ。さぼり過ぎ。今まで一体何やってたのよ?」
「いや〜いろいろ忙しくて……って、誰だ〜!?」
「はじめまして〜。バクスイのおもりをすることになりました、妖精のレミルです。睡眠の神ヒュプノス様のご命令でしかたなくやってきました〜。みなさん、よろしく〜。」
「別に僕は頼んでない……」
「あんたが普段ぼーっとすごしてて毎日日記に書くことないってゆーから来てあげたのよ。」
「うっ……イタイとこつくな〜。しかし所詮は自作自演……」
バキッ!!
「がはっ!!」
「バカね。そんなこと言ったら身も蓋もないでしょ。」
「蹴るこたないだろ、蹴るこた〜。」
「そんなことより今まで何やってたのかって聞いてんの。」
「うっ……そんな昔のことは忘れた。」
「ったく、そんなんでみんな納得すると思ってるの?」
「どうせこんなとこ誰も見てな……」
バキャ!!
「ぐあっ!!あ、あごが……」
「たま〜に感想とか書いてくれる人いるでしょ?たま〜〜にだけど。1人でも読んでくれる人がいるなら、その人のために書き続けるのが男ってものでしょ!?」
「そうだな、それでこそ漢だな。漢と書いて『おとこ』だな。よっしゃ〜またちゃんと毎日書くぞ〜!!ネタがない時はメリルに脱いでもらって……」
グシャ!!
「…………」
「それじゃ、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」
「いやいや、今日はすごい雨だったな〜。」
「『東京は』ってつけないと誤解を招くでしょ。」
「ホントあげあしばっか……」
バキッ!!
「げほっ……」
「そういえばあんた最近小説読んでたよね?読み終わったの?」
「あ、ああ。『”It”(それ)と呼ばれた子』ね。今日読み終わったんだ。」
「で、どうだったの?」
「そうだな〜これは幼児虐待の話なんだけどね、自らの体験をそのままつづった感じの本なわけよ。」
「うんうん、リアルでいいじゃない。」
「確かにリアルで『そんなことまでされたの!?』っていう感じはあったけど、逆に演出とかしていないぶん、小説としてはすごくおもしろいってことはなかったな。」
「そんな感想でいいの?普通の人なら思い出したくもない体験を書いてくれてるのよ。」
「それはそれで1つの正直な感想なんだからしょうがないだろ。で、他に思ったことといえば、どれだけ虐げられても、子供は親の愛を求めるものなんだなって。」
「へ〜、結構まともなことも言えるのね。」
「ムッ……さてはバカにしてたな?まあいいや。僕もこの作者の気持ちはわからないでもないんだよね。」
「それは虐待受けてたってこと?」
「いや、全然虐待うけてたってほどじゃないけどね。ただ、自由になりたいって感覚は常にあったな〜。」
「ふ〜ん……それで、それで?」
「よく子供がグレなかったなって思うよ(笑)」
「自分で言うかな。」
「まあここらへんの話は長くなるからまた今度ということで……とりあえず、メリルに脱いでもらって……」
ドゴッ!!
「なんでやねん!!とまあベタなつっこみをいれたところでまた明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」
「いや〜昨日とはうってかわって、いい天気だったな〜。」
「で、どっか出かけたの?」
「うんにゃ、どこも。」
「ふ〜典型的な引きこもり野郎ね。」
「おいおい、人聞きの悪いこというなよ。趣味にいそしんでただけだろ。」
「趣味って?」
「睡眠。」
「ホントあんたってよく寝るよね。今日はどのくらい寝たの?」
「11時間くらいかな。でもまだ眠い……」
「眠れなくて困ってる人もいるっていうのに……」
「きっとそういう人は雑念が多すぎるんだな。無の境地にたたないと。」
「なに坊さんみたいなこと言ってんのよ。偉そうに。」
「『心頭を滅却すれば火もまた涼し』。つまり火事が起こっても眠り続けていられるってことさ。」
「そんなことしてたら永遠に眠っちゃうよ!!」
「熱く感じないなら苦しまずに死ねるだろ?」
「さっさと熱さを感じて逃げ出したほうがいいでしょ。」
「ああ、そうか。」
「はい、バカはほっといて締めましょうか。」
「おっ、今日は殴られなくてすみそうだ。」
「それじゃあたしが野蛮みたいじゃない。」
「だって野蛮だろ?」
バキッ!!
「それじゃ、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」
「あ〜腰いてえ……」
バキッ!!
「いきなり何すんだよ!!」
「あんたこそレディーの前でいきなり何言い出すのよ!!」
「は?…………おまえ、まさか…………」
「この変態!!」
「おもいっきり勘違いしてるぞ。僕はただ重いものを持ったせいで、腰が痛くなったって言っただけだけど?」
「…………」
「普通そんな勘違いするかな〜?メリルってばやらしい……」
ドゴッ!!
「と、ところでさ〜どのくらいの重さだったの?」
「何で殴られなきゃ……ビクッ。あ、ああ重さね。20〜30キロくらいのやつかな。」
「たかがそのくらいの重さで腰にくるようじゃもう歳なんじゃないの?」
「な〜に言ってんの。まだまだピチピチしてますがな。」
「ホントに?」
「ホントに」
「ホントに?」
「ホントに」
「ホントに?」
「ホントに」
「だんだん自信なさげになってるじゃない(笑)」
「ちっくしょ〜休みの日にはトレーニングしてやる〜!!」
「今までそう言ってやったことあったっけ?」
「うっ……って何でメリルが僕の過去を?さては昔からファンだっ……」
ボコッ!!
「はい、それじゃ、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」
「そういえばさ、みんなよく携帯変えるよね。今日も『変えるんだ〜』って話聞いたし。」
「あんたは変えないの?」
「僕は特に変える必要ないと思うんだよね。電話とメールさえできればカラーじゃなくてもいいと思ってる。」
「へ〜今どき珍しいわね。」
「だってさ、携帯でやることってそんなもんだろ?」
「カメラとかあればおもしろいじゃない。」
「だってさ、そのぶん電池の消耗とか激しいんだろ?僕としてはできる限り電池が長持ちして、コンパクトなやつがいいな。」
「おっさんくさっ!!」
「ほっとけ!!機能美って言葉もあるだろ。これは受け売りだけどさ、携帯ってさ若い世代、特に女子高生にうけそうなデザインばっかじゃん?カメラ付が売れたからってみんなカメラ付になっていくしさ。今は老若男女問わずいろんな人が携帯持つようになったんだからさ、もっとバリエーション増やしてほしいよね。」
「そう?実は結構いろいろあるんじゃないの?」
「ギク……ぶっちゃけた話、携帯になんてほとんど興味がないから実際には全然見てないんだよね。」
「ほ〜それなのに偉そうに語っちゃったわけね。」
「ま、まあそういうことなるかな。」
「ウフフフフフフ……」
「ハハ……」
ゴシャ!!
「というわけで、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」
「あ゛〜疲れた〜。」
「何でそんなに疲れてるの?」
「教えな〜い。」
ドゴッ!!
「…………」
「あれ?」
「…………」
「一発KO?どうやら本気で疲れてるみたいね……みんな、あたしに免じて許してあげてね。それじゃ、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」
「今日さ〜何気にテレビ見てたらキムタクがCM出てたんだよね。」
「キム様がCM出てちゃまずいの?」
「キム様って……まあいいや。コーヒーのCMだったんだけどさ〜。コーヒーが出てくるの、最後の最後だけなんだよ。他はずっとキムタクが映ってんの。最後まで何のCMなのかわかんなかったよ。」
「最近は意味わかんないCMいっぱいあるんだから、いいじゃない。」
「まあ別にいいけどさ。あれじゃコーヒーのCMじゃなくて、キムタクのCMだよ。」
「それならなお良し!!」
「おまえは逝ってよしだな。」
バキッ!!
「うまいこと言ったとか思って油断したわね。まあそんなわけで、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」
「あれ?メリル?今日は何でそんなに離れてるの?」
「ストップ。それ以上近づかないで。」
「何で?」
「気持ち悪いから。」
「おいおい、いきなりなんだよ?」
「あんた鏡見たほうがいいわよ。」
「いくらなんでも言いすぎだぞ!!ちょっとかわいいからって調子に乗るなよ!!」
パン!!
「……目の前で手なんかたたいちゃって何か意味あるの?」
「い、いや……」
「あたしが言ってんのはその口の右下にあるブツブツのこと。」
「な〜んだ。これは風邪の吹き出物ってやつだな。」
「そのちっちゃい水ぶくれみたいなのがプツプツ出来てるのを見るとブルっとくるわ。」
「しかし、そんなに遠くにいたら何かと不便だろ。読者のみなさんも見づらいだろうし。」
「来ないでって言ってんでしょ!!」
バキッ!!
「バ、バカ!!吹き出物んとこ蹴るな〜!!」
「水が出てちょうどいいでしょ。」
「なんだと〜!!この〜!!」
ドゴッ!!
「………………」
「まったく。風邪ひいてるんだったらとっとと寝てなさい!!…………え〜と、それじゃ、また明日〜(⌒∇⌒;)ノフリフリ」
「今日はさ、久しぶりに会った友人とちょっとご飯食べてきたんだ。」
「へ〜そう。」
「まだちょっと距離を感じるな。」
「だってまだ気持ち悪いんだもん。昨日よりマシだけど。」
「まあいいや。でもさ〜昔の友人に会うと何かほっとするよね。」
「昔話に花咲かせたりしちゃって?」
「そうそう。いや〜懐かしかったね〜。あの若かりしころに戻りたいよ。」
「戻ったところでどうせダラダラ生きるんでしょうけど。」
「そんなこと…………あるかもな……」
「ちょっとは否定しなさいよ。」
「まあ今の自分嫌いじゃないし。貧乏性だからせっかく自分が生きてきた道をリセットしたくはないんだよね。失敗とか過ちを繰り返したからこそ、今の自分がいるんだからさ。」
「な、なによ。ちょっとかっこいいじゃない。」
「そうだろ、そうだろ。まあ近うよれ。」
バキッ!!
「だから気持ち悪いって言ってんでしょ!!ったく、それじゃ、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」
「………………」
「………………」
「………………………………」
「………………………………」
「………………………………………………」
「何かしゃべんなさいよ……」
「終わった……」
「は?何が?」
「疲れた……」
「だからどうして?」
「………………」
ドカッ!!
「なんとかいいなさいよ!!」
「………………」
「もう、しょうがないわね。明日にでも問い詰めようっと。それじゃ、また明日〜(⌒∇⌒)ノフリフリ」