小説(兼日記)11月後半版
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「ん?」
小次郎が交差点でボーっと信号待ちをしていると、左足を何かが触っているような感じがした。
ふとそちらを見てみると、そこには1匹の犬がいた。
「ほらっ、いくぞ。」
飼い主が早々にひっぱっていってしまったが、
か、かわいい……
小次郎は、犬飼いてえな……と思ってしまった。
犬がすりよってきた感触、あったかくて気持ちよかった。
よく見るとズボンが犬の鼻で微妙にしめっていたが……
動物に好かれるのかなと都合のい解釈をして、ちょっといい気分になった小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
A | C | B | D | B |
「いてっ!!」
何だか右肩に痛みがはしり、思わず小次郎は声をあげてしまった。
どうやら寝違えたらしい。
しかし、今日はそんなことを言っている場合ではない。
馬券を買いにいかなくては……
ときどきピキッとくる痛みに耐えながら小次郎はなんとか馬券を買いにでかけた。
後にはずれることになるとも知らず……
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
B | C | B | C | B |
秋だからだろうか。
小次郎は少し感傷的になっていた。
「そういえば、昔は牛肉なんてなかなか食べらんなかったな……」
今日の夕飯である牛肉コロッケをみながら小次郎はつぶやいた。
小次郎は貧しい家の生まれである。
牛肉なんてめったなことでは食べられなかった。
まあひょっとすると、当時は今ほど牛肉が安くなかったのかもしれないが、細かいことはよく覚えていない。
ただ、小次郎の記憶では貧しくて食べられなかったというふうになっているのだ。
そういうことを思い出すと同時に両親のことも思い出した。
そんな中、自分を育ててくれた両親のことを思うと涙がでそうになった。
昔はごちゃごちゃとうるさくてうざったいと思っていたが、最近は感謝の気持ちでいっぱいである。
「どうかしたの、お父さん?」
箸が止まっていたせいか、咲羅が声をかけてきた。
「い、いや、なんでもねえよ。うん、このコロッケうまいな。」
「そう?珍しいわね、お父さんがほめてくれるなんて。」
「お世辞にきまってるだろ。」
「なんですって〜!!」
そんなやりとりをしながら、この娘はホントいい子に育ったなとしみじみ思う小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
A | B | B | B | B |
小次郎は夜空を見上げていた。
どうやらしし座流星群が見えるらしいのだが……
「曇ってんじゃん!!」
誰にともなく小次郎はつっこんだ。
去年も見逃したというのに、結局今年も見ることはできなかった。
ちょっと悲しい小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
A | C | B | E | C |
「うん、悪くねえな。」
小次郎は先日歯ブラシを買いにいったのだが、何故か今まで愛用していた歯ブラシがなくなっていた。
もともとあまり人気のない歯ブラシだったらしく、おいてある店も少なかったのだが、ついに販売停止にでもなったのだろうか。
小次郎はかなり悩んだあげく、別の種類の歯ブラシを買ってきた。
それでもやっぱり、なかなか使う気になれず、先が広がりきった歯ブラシを使っていたが、さすがに限界がきたので渋々使い始めたというわけだ。
以前も別の歯ブラシを試したことがあったのだが、その時は感触(歯ざわりとでもいうのだろうか?)が気に入らなくて、すぐにとりかえてしまったのだ。
しかし、今回のやつは多少の違和感はあるものの、それほど悪くない。
とりあえず、ホッとした小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
A | C | C | D | C |
「おおっ、やっぱZONEはいいな〜。」
来週、シングル『白い花』、そしてアルバム『O』を発売するZONE。
小次郎は『白い花』を聴いたのだが、いつにも増して『綺麗』な歌だった。
目を閉じると真っ白な雪景色が浮かぶ、そんな歌である。
是非アルバムも聴いてみたい、そう思った小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
A | B | C | E | C |
落ち葉がハラハラと舞い落ち、そろそろ冬を感じさせる今日この頃。
「邪魔だな……」
落ち葉が道のはじっこにたまり、道が狭くなっている。
歩きにくくてしかたない。
舞っている時は風情があるものの、落ちてしまえばただのゴミ同然である。
それにしてもこの葉っぱ、誰がかたずけるのであろうか。
いらぬ心配をしてしまった小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
D | A | B | D | C |
「だあ〜!!かたいと思ったんだけどな……」
今日はジャパンカップダートが行われた。
しかし、小次郎の予想に反して、馬連6万馬券での決着となった。
「しょうがねえ、明日でとりもどすか……」
そうは言ったものの、明日のジャパンカップ、これがまた難しい。
何とか当たってくれと切に願う小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
A | A | C | E | B |
「はあ……」
小次郎はため息をついた。
なんだかんだいって、結局ジャパンカップもはずしてしまったのである。
昨日に続いてデットーリ騎手騎乗の馬が勝った。
ジャパンカップ、芝、ダートともに制覇とはすごい。
本人もうれし泣きをしていた。
今回は外国馬のワンツーだった。
日本のどの馬にも不安要素があるということには小次郎も気付いていた。
思い切って日本馬を全部きっていたら……
そんなことを考えてもしかたがないのだが、どうしても考えてしまう小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
C | A | B | C | B |
「なかなかおもしろいな。」
小次郎はバック・トゥ・ザ・フューチャー2を見終わって言った。
実は小次郎はこの有名な映画を未だ観たことはなかった。
第1作目は観たことがあって、2を観たい観たいと思っていたものの、なかなか観れずにいたのだ。
すぐにでも3が観たくなった小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
A | B | B | C | B |
「即死、即死!!」
なに〜!!
興奮した人たちが口々に叫んでいる声が聞こえた。
小次郎はそんな声を聞いたので、事件かと思い、急いで駆けつけたのだが……
「鳩かよ!!」
どうやらキジ鳩が窓にすごい勢いでぶつかって即死したらしい。
窓にぶつかって死ぬなんてことあるんだなと思った。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
A | E | D | B | C |
「エニックスとスクウェアが合併!?」
小次郎はこのニュースにはちょっと驚いた。
この2社はRPGに関しては二大巨頭といっても過言ではないだろう。
それが合併とは……
確かに最近のゲーム業界は結構大変らしい。
ユーザーの立場に立ってみてもなかなかおもしろいゲームというものがない気がする。
しかし、ある意味それは小次郎が歳をとったからではないだろうか。
そして、ある程度歳をとってからもできるゲームというのがあまりないからなのかもしれない。
昔はゲームというのは完全に子供を対象にしていた。
しかし、今はゲーム世代が大人になってきていて大人にも売れるようなゲームをつくろうとしている。
そのため、中途半端になってしまっているのかもしれない。
その証拠といえるかどうかわからないが、任天堂は基本的に子供向けのゲームを作り続けているため、コンスタントに売り上げをのばしているのではないだろうか。
子供にはそれほど綺麗なグラフィックは必要ない。
ゲームボーイアドバンスなどが売れていることからもわかる。
今はやけにグラフィックの綺麗さが売りのゲームが多くなっているが、それは目新しいゲーム性をつくりだせずに誤魔化しているだけなのかもしれない。
エニックスとスクウェア。
似たもの同士の会社が合併したところで、目新しいゲームが生まれるとは思えない。
ちょっと批判的に考えてしまった小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
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A | C | D | C | C |
小次郎は、『神様ジーコが予言、Jは滅亡の危機!』などという題名の記事があったので読んでみた。
一言で言うと、30代の選手がどんどん戦力外通告されているのを憂いているということらしい。
これには激しく賛成だ。
チームをひたすら若返らせることがチームを強くするのとイコールではないと思う。
経験豊富な選手ががんばりながら、若くて可能性のある選手が同じチームでそのプレーに触れる。
常にそういった状態にチームを置くことが常に勝ち続けていく秘訣ではないのかと小次郎は思った。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
長さ | 深さ | 目覚めの良さ | 早寝早起き具合 | 総合 |
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「ドラマおもしろくなってきたな〜。」
小次郎はつぶやいた。
「うん。『薔薇の十字架』なんて人間関係がどんどんめちゃくちゃになっていくよね。でも、おじさん、澄子が飲んでるお薬って何?」
傍にいたコイルが口を挟んできた。
「ん?ああ、あれか?多分ピルじゃねえか?」
「ピルって?」
「ああ、それはだな……」
ゴン
「お父さん!!コイルくんに変なこと教えないで!!」
小次郎は例によって咲羅に殴られた。
「いってえな、バカ、変なことじゃねえだろ。」
「まだ早いっていってんの!!」
子供心に、性に関することだなと直感したコイルであった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
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「げっ!!明日雨かよ〜。」
明日は馬券を買いに行かなければならないのだ。
小次郎は雨は基本的に好きだが、自分が出かける時に雨というのは嫌なのである。
雨の日は、寝っころがりながら静かに雨音を聞いていたい、そんな風に思う小次郎であった。
本 日 の 爆 睡 度 | ||||
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