名前: まろん 返信計: 0 日付: 2005/02/05土09:50 #r75
ルナ「おじいちゃん!私、陸に行きたい!」
ルナの唐突なお願いに祖父はビックリした。 ルナの祖父は、海の王様で、いずれはルナを後継ぎにして女王にしようと思っていた。
祖父「ダメじゃ!陸なんて怖い人間が一杯おるのじゃ!」 ルナ「でも・・・。お婆ちゃんは人間の王子様と結婚したんでしょ?」 祖父「ウム・・・。きっとおばあちゃんも今頃は後悔しておるぞ?」 ルナ「そんな事ないもん!!お婆ちゃんきっと今頃きっと幸せに暮らしてるもん!」
ルナは首を振って一生懸命抗議した。 祖父もそれに負けて10分だけルナを人間の足にする事にした。
祖父「良いか?人間達に決してばれてはいかんぞ!お前が人魚だという事が。」 ルナ「わかってるって★早く『足』ってやつにしてよ。私のヒレ」
祖父がルナのヒレに手を当てると一瞬でヒレが足に変わった。
ルナ「わぁ★ありが・・・。」
ルナがお礼を言おうと思った時、行き成り息が出来なくなった。
祖父「早く上に上がらないと、息が持たなくなるぞ。」 ルナ「ブゥ!!ウウウウ ※訳(どうやって泳ぐの?)」 祖父「ホラ、足をばたつかせるのじゃ。」
ルナは一生懸命泳いだ・・・。泳いだと言うよりはもがいた。 気がつくと、ルナは海岸に居た。シャレた服も着ている。
ルナ(おじいちゃんが陸にあげてくれて服も出してくれたんだ。)
でも、服が初めてのルナにとっては、チョットだけただの布きれを被ってるみたいで邪魔だった。
〜続く〜 |